グァバ茶は糖の吸収抑制でダイエットへの効果が期待できるかも
ダイエット効果のあるお茶と言えば、カテキンの力で脂肪燃焼効果のある緑茶や重合カテキン、没食子酸の効果が期待できる中国茶のプーアール茶などが代表的ですね。
普段飲み慣れたお茶にもダイエット効果はありますが、ちょっと変わったお茶でダイエットするのも面白いのではないでしょうか。ダイエット効果のあるお茶には様々な種類があり、グァバ茶というあまり聞き慣れないお茶にも優れたダイエット効果があります。
南国フルーツのグァバは日本ではジュースで利用することが多く、その健康効果やダイエット効果からグァバ茶が注目されています。今回は、グァバ茶にどのようなダイエット効果があるのか、ご紹介していきましょう。
ダイエット効果や健康効果の高いグァバ茶とは?
グァバはジュースで飲んだことがある方も多いと思いますが、南国原産の甘酸っぱい味の果物です。フトモモ科バンジロウ属に属し、洋ナシ形や球形をした緑色の果実が特徴的です。
グァバ茶は、グァバの果実の皮や葉っぱを乾燥させて煎じたお茶で、健康効果の高さから漢方薬としても用いられてきました。皮や葉っぱそれぞれに異なった有効成分があり、それぞれの用途で使用されてきたそうです。
グァバ茶はこの皮や葉っぱの有効成分をたっぷりと摂ることができます。そして、普段の飲み物をグァバ茶に変えるだけで、気軽にダイエットができるのです。
糖の吸収を抑えるグァバ茶の優れたダイエット効果とは?
グァバ茶には様々なダイエット効果がありますが、まず挙げられるのが糖の吸収を抑える作用です。グァバの葉っぱに含まれるグァバ葉ポリフェノールには体に入った糖の吸収を抑える働きがあります。
糖分は体内でブドウ糖に変わり、余分なものは内臓脂肪として蓄積されていきます。この糖の分解に関わる酵素が消化酵素アミラーゼと言いますが、グァバ葉ポリフェノールにはこの酵素の働きを抑える作用があります。
このため、糖の吸収が緩やかになり、血糖値の急激な上昇も抑えられます。この効能からグァバ茶は糖尿病患者の方に用いられる漢方薬ですが、ダイエットとしても期待できるのです。
グァバ茶には他にも嬉しいダイエット効果が
グァバ茶のダイエット効果に関わる成分には、ケルセチンがあります。ケルセチンとはフラボノイドの一種で、脂肪を体外に排出する作用があります。
また、グァバ葉ポリフェノールやタンニンというポリフェノール、ケルセチンには抗酸化作用があり、体の酸化を抑えることで血液の流れが良くなります。血液の循環が良くなることは基礎代謝のアップに繋がるので、痩せやすい体を作ってくれるのです。
グァバ茶の健康効果や注意点
グァバ茶はダイエットだけでなく、健康効果が高いことからも飲み続けていきたいお茶です。グァバ茶は栄養価が高く、ビタミンC、ビタミンA、ミネラルを豊富に摂取することができます。
抗酸化作用があることからガンの予防やアトピー性皮膚炎の改善も期待できます。メラニンの生成を抑制するので、美白効果があるのも嬉しいところですね。
ノンカフェインで子どもからお年寄りまで安心して飲むことができるグァバ茶ですが、タンニンを過剰摂取することにより貧血となる恐れがあります。貧血気味という女性の場合は摂取量に注意してくださいね。
また、飲み過ぎるとお腹が緩くなることもあるという点からも、飲み過ぎには注意しましょう。すっきりと飲みやすいグァバ茶を、ダイエット中の飲み物に取り入れてみてはいかがでしょうか。