難消化性デキストリン入りお茶のダイエット効果とは？痩せるの？

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難消化性デキストリンが配合されたお茶が人気ですが、実際には、どのようなダイエット効果があるのでしょうか。

難消化性デキストリンは、ダイエットに高い効果の見込める成分とされています。厚生労働省から認可されている特定保健用食品、トクホのお茶（コカ・コーラからだすこやか茶 Wなど）にも数多く配合されています。

デキストリンとは、簡単に言うとデンプンの一種です。そして難消化デキストリンとは、その名の通り消化しにくいデキストリンのことで、主にとうもろこしや小麦のデンプンからつくられています。

私たちの食生活に不足しやすい食物繊維を補う目的で開発されました。食物繊維には水に溶ける『水溶性食物繊維』と水に溶けない『不溶性食物繊維』がありますが、難消化性デキストリンは水溶性食物繊維とほとんど同じ作用を持っています。

甘みがほとんどなく、粘り気も少ないために食品に添加しやすく、手軽に使えるのが特徴です。また1ｇあたり1kcalと低カロリーで、ダイエット中の方にも非常に適した食品と言えます。

難消化性デキストリンには、主に五つの働きがあります。

腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やし、便通を改善し、腸内環境を整えます。
食後、血糖値の上昇をゆるやかにします。食後の血糖値の上昇はダイエットの大敵ですが、難消化性デキストリンは、ほぼ食物繊維と同じものなので、食後の血糖値の上昇をゆるやかにします。これによりインスリンの分泌を抑制し、脂肪を溜めこむのを抑制するのです。
食後、脂肪の吸収速度をゆるやかにし、中性脂肪の上昇を抑えます。
食物繊維と同じ作用により、食べすぎを防ぎ、内臓脂肪の蓄積を低減します。
ダイエット中に不足しがちなミネラルの吸収を促進します。

この五つの働きはすべて、ダイエットをサポートするのに適したものばかりです。

難消化性デキストリン自体にはほとんど味がないので、基本的には、どんな料理にでも混ぜることができますが、最も手軽なのは、すでに難消化性デキストリンが配合された特定保健用食品を摂取することです。

中でもお茶はいろいろな商品が販売されているので、自分の好みに合ったものを探してみてはいかがでしょうか。

また、難消化性デキストリンは、摂取の仕方にコツがあると言われています。そのコツとは、食事前や、食事中に摂取するということです。それ以外の方法で摂取しても、まったく効果が出ない可能性があります。

言わば難消化性デキストリンは、食事によって得た糖質や脂肪を、身体に溜めこまず、エネルギーとして消費しやすくする成分です。そのため、食事や食事中に摂取することで、最大の効果を発揮するのです。

一日の摂取量の目安は個人差がありますが、だいたい5ｇから10ｇと言われています。人によってはお腹がゆるくなることがありますので、まずは5ｇから始めてみるのがおすすめです。

難消化性デキストリンは、消費者庁からも安全性の高さを認められた食品ですが、過剰摂取は控えましょう。下痢や便秘などの副作用が起きる場合があります。

ダイエットで重要なのは継続することです。難消化性デキストリンの効果が出始めるのは、摂取から約3か月後と言われています。自分のライフスタイルに合った方法で、難消化性デキストリンを摂取して、ダイエットを成功させましょう。

難消化性デキストリンが配合されているお茶やジュース（糖分ゼロでもダイエットには不向きです）ですと1日に1リットル程度飲む場合は難消化性デキストリンの摂取量は15ｇ程度となります。

「コカ・コーラからだすこやか茶 W」を例に出すと350mlに5g配合されています。粉末の難消化性デキストリンを購入して飲むこともできますから、摂取量は調整できるのですが、問題はその効果です。

体験談として、個人的な意見になりますが粉の難消化性デキストリンを3か月間使った結果、体重が減ったかという疑問についてはまったく減りませんでした。毎日、難消化性デキストリンを40g程度摂取しましたが、ガスが人生最多というくらいに酷く、仕事に行っている日ならそうたいしたレベルです。

このガス問題は1週間程度でなくなったのですが、残念なことに体重は変化なしでした。ただ、水溶性食物繊維と同じ作用ということで、便通は良く下痢に近い日もありました。これに関しては難消化性デキストリンの摂取量が多すぎたかもしれないと思っています。

中性脂肪値なども低下させるということですが、こちらは検査していない期間だったので不明です。便秘解消できた点では健康効果はありそうですが、逆にお腹が緩い方にはお勧めできません。痩せるお茶としてよりも便秘解消・便秘予防の方が似合っているのかもとも思います。